今日は以前ご紹介させて頂いたロバのお話
ハノイの小学校で読んだ時のことです。 内容は皆さんに是非読んで頂きたいのでここには書きませんが
隣に座っていた子どもたちが2人とも 全く違う感想を言いました。
もう1人の子どもは悲しい気持ちになったといいます。
お互い「えっ!?」
という感じ。
どちらの感想も素直に感じたこと。
どちらかが正しいというわけでもない。
全く違う意見だった2人は、
友だちの世界観を知ることで
それぞれが新しい世界を広げて行きました。
いろんなことを感じる人がいる。
それを知ること。
例えばその日だってトランポリン持ってきたことに 「やったー!」と喜ぶ人もいれば 「ちょっと怖いなぁ。やりたくないなぁ。」って思う人もいると思う。
子どもが感じた素直な気持ちに感じたことに
「あってる」「間違ってる」は
ないと思います。
十人十色それが人間の面白いところで、素敵なところだよね。
「僕はこういう風に感じたけど、あなたはこんな風な感じ方をしたんだね!
そんな考え方もあったんだねぇ。
いろんな世界があるんだねぇ。」
そんな風な広い気持ちを持って
誰かの声を聞いたらきっと
誰かの気持ちに近づけるかもしれない。
少し優しくなれるかもしれない。
「いろんな世界観の人と仲良くなれたらいいね。いろんな世界観の人と生きていくっておもしろいね。」
ロバの絵本を通じてそんなことを
子どもたちと学びました。
バングラデシュの北にあるミタプクール・モデル・プライマリスクという小学校は
イスラム教もヒンドゥー教も仏教もキリスト教もみんな
全く違う宗教観の人たちが
一緒に教室で勉強しています。
校長先生はイスラム教です。
でもその先生はイスラム教のお祭りに
ヒンドゥー教の人も仏教の人もキリスト教の人も誘って
一緒にご飯を食べるそうです。
牛が食べられないヒンドゥーの人たちのために
鳥料理を用意してあげたり。
日本人の私たちが来ることがわかって
私たちが喜ぶであろうマンゴーを用意して待っていてくれたり。
考え方も、感じ方もきっと違うであろう宗教を
「こんな考えや生き方があるけれど」 「みんなで一緒に生きていこうね」 違う宗教も違う考え方の人たちも、みんなで一緒に生けるような世界を
みている気がした。 優しさが動き方の根底にある。
一緒に生きていこうという
子どもたちとロバの絵本を通じて考えた世界が
ここにあった。
目立つ観光名所はないけど
優しさを見失ったら
是非、バングラデシュに行って下さい。
日本で暮らしてきた私たちはあまり理解できないことだけど
今も世界では 宗教によるあ争いが絶えない地域がたくさんある。
バングラデシュの小学校のように みんなの大切にしているものを
みんなで守れるような。 暖かさに包まれるような世界になればいいなぁ。
私は「古井戸に落ちたロバ」という絵本と世界を回っています。
私の世界を広げてくれた絵本です。きっともっといろんなことを教えてくれます。
是非読んでください^ ^
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iammai