寛敬(よしゆき)という男が、FLY HIGH special programに参加した
※FLY HIGH special program通称FSPとは 現地でFLY HIGH邸で一週間過ごし、旅とは違ってその国で暮らすという感覚に触れながら、FLY HIGHのお仕事的な部分(インターン的なもの)と、トランポリンを田舎で出す笑顔を繋ぐという活動(ボランティアスタディーツアー的なもの)の両方を体感しながら、自分の深みと向き合う。というものです。
彼は、勢いだけでここ、FLY HIGH邸に飛び込んできた。「なにをしたいのか、なにが出来るのかわからない!でも自分だって、なにかやってやりたい!!!」そう言って。
そんな寛敬(よしゆき)の成長記録。
二週間かけて、彼はものすごい勢いで成長を見せてくれた。彼が放つ言葉、思考、想像力、行動。全てにおいてものすごい変化を遂げた。その成長のために彼が掴んだものはおそらく2つの「温度」だったと思う。
カンボジアのバイクは物凄い大きな荷物を積んで走っているバイクがたまにいるんだけど。その荷物バイクが坂道を上がれなくて途中で止まってしまい困っていた。私はその時、寛敬とバイクで2人乗りをしていたんだけど。その荷物を積んだバイクを通り越す時「助けてこい!」と言ってみたらササッとバイクを降りて助けに行った。力を貸して坂道を上がった。エンジン音を鳴らして進む。その後、運転手が、「サンキューサンキュー!!!」とものすごくいい笑顔で、寛敬に固い握手をした。
その後の寛敬は、その笑顔に引き込まれたように余韻に浸っていた。 「・・・舞さん。自分今、なんだかすごく嬉しかったです。」 ただ道で困っていた人をほんの少し。助けただけ。たった10秒ほどの出来事。サンキューと握られた手の平。その時に心に残った
自分の心の奥底から感じる優しい温度が、そこにあった。
そして、また別の日、夢に輝く若者たちが奇跡的に集まってきた。目の奥から情熱を放つ旅人たち。それはもう夢に向かうエネルギーも命を生きる使命感も半端じゃない。
触れてしまった。その個性的な。それぞれの深く高い温度に。
自分の内側の温度も、外側の温度も。その両方を感じた寛敬はその後、 思考も、行動も、発言までも。物凄い勢いで変えていき。 成長を見せてくれた。
握りしめたその温度を、手離すな。
夢がないと夢のある人を羨ましいとさえ思ってしまう事もお金や学歴の不安も、自分の中にある弱さも
その温度で、全てを越えていけ。 温度というコンパスを握って、ここから先の未来を選択していけばもう、なにも迷わずうまくいってしまう。
優しくて、不器用で、でも本当に暖かい心を持ったこの青年が たった数日で見せた成長と「Change」
彼の手記を読むと、どうもニヤニヤしてしまう。意識から、思考から、行動まで。本当に全てを変えてしまった男がそこにいるから。 この先に彼が見せる世界が楽しみで仕方ない。
以下彼の書いた文章は、いくつかカテゴリーに分けられている。 「お金」「覚悟」「まとめ」 お金の恐怖を感謝に変えるまでの話 周りの覚悟に触れたこと そして。FSPのまとめ。
身内の文章であり、彼は不器用なため若干わかりにくいかもしれないが、 彼の温度に触れて欲しいのであまり手を加えずに載せることにした。
FLY HIGH SPECIAL PROGRAM FSP002朝倉寛敬 手記
お金
私のお金のことで悩みがありました。私は奨学金を借りて大学に行っています。私は理工学部に入っているため少々大きい金額を借り、卒業と同時に返していかなければなりません。奨学金を申し込んだのは高校の時です。高校生の時は大学に行くことに憧れていたため、金額など気にしてもいませんでした。そして、いざ、大学に入り返金の金額を見たときその金額に驚きました。けど1年生の時はあまり気にしないようにしていましたが、2年になりだんだんとその金額に焦りを感じました。
原因はもう一つあり、お金は人の縁を切ったり、精神的に追い込んだり、苦しめたりするものと思っていました。実際にはその様な経験はないのですがテレビやネットをみてその様なイメージを持ってしまいました。実際に私は奨学金のことで悩まされています。
そのことを舞さんたちに話したら
寛敬にとってお金は恐怖になっている
そう言われたときはじめて気づきました。「たしかに….お金が怖いものだと思ってた」
つぎに舞さんは
お金は人を幸せにするものでもある
お金は人を幸せにする?最初はよくわかりませんでした。けど、舞さんは一万円札を出してきて「こいつがいて幸せになったことを思い出してみろ」と言いました。考えてみるとたくさんの楽しかったこと、今旅をできているのはこいつがいたから、大好きな愛犬が家に来てくれたのはこいつのおかげ、考えれば考えるほどお金のおかげで幸せになれたことがありました。そしたらお金は幸せなものでもあることがわかってきました。
それと大金の奨学金も奨学金がなければ、大学にも行けなかったし、大学に行けなかったら今仲良しな大学の友達にも舞さんたちにも会えなかったと思います。そう思ったら奨学金の金額があまり大きくない金額に見えてきて、お金への恐怖感が薄まった気がしました。
「お金は幸せな瞬間に渡すもの」そう思いたいです。まだ完全ではありませんがいずれこうゆう感じに思えたらなといいなと思い、お金を渡していきたいなと思いました
そして、ある日
舞さんの紹介で旅人鍼灸師の人と出会いました。その鍼灸師の方は路上で鍼灸をして値段はあなたがつけてくださいというスタイルでやっている人でした。路上での活動を一緒に参加させてもらったとき。お試しでやってみる?といわれお試しをやりました。マッサージ中筋肉のことや自分が知らないことを教えてくれたり、針もやってくれました。私はもう楽しくてしょうがなかったですし、幸せを感じました。私はここだと思いお試しなので無料でいいというはずだったのですが手持ちにあった5ドルほどを渡しました。幸せな瞬間をくれてありがとうと、感謝をこめて まだ、ぎこちないかもしれませんがいずれ、本当に気持ちをこめてお金を渡せるような人になれたらいいと思います。
覚悟
私はカンボジアでたくさんの人たちに出会いました。みんなそれぞれ夢を持ちそのことを話したり、行動したりします。みんなそれぞれの夢や思いは違いましたが共通するものがありました。それは覚悟をもっていることです。その姿はすごくかっこよく目が輝いていました。私はその姿を見てすごくうらやましかったです。なぜなら私は夢という夢がないからその人たちの姿がとても羨ましいと思いました。
私は特に覚悟した姿が羨ましかったです。私は覚悟について思い始めたのはカンボジアに来てからです。カンボジアにきてから舞さんやあやかさんたちと話していると二人は今やっていることに覚悟してやっていると聞き、私にはそれがないということに気づきました。そして、今の私に必要なのは、なによりも覚悟だと気づいた。
そう思いながらカンボジアを過ごしていました。たくさんの人たちと出会い、たくさんの覚悟をそれぞれの人たちから感じ、私にとって刺激になり、私は大きく成長することができました。
もし、夢が見つかったとき覚悟してその夢に全力を注ぎます。
帰国した現在もまだこれという夢はありません。けど、今目の前にあるもの、やりたいこと全力でやっていけばきっと夢は見つかると思います。
やるときはとことんやれ!
まとめ
私はカンボジアで人を助けて、感謝された温かい気持ちだったり、夢を話す人たちを見て感動したり、たくさんのことを思わせてくれました。私はカンボジアに来る前はお金のことだったり、将来のことだったりいろんな悩みがありました。けど、舞さんのインターンシップにきてその悩みに向き合える力がついたと思います。なりたいじぶんも発見できました。
俺は!!
金も稼ぐし、幸せになる!!
やりたいことを全力でやってやる!!
大事な友達、人たちを守れるようになる!!
だれかを救えるような人になってやる!
後悔なんてしない!してたまるか!!
まだまだこんなものじゃないぞ!!
最後の日、舞さんは2週間前と比べて猛スピードで成長したといってくれました。ものすごくうれしかったです。舞さんのところに来たのは今の自分を変えたかったからです。けど、成長できたのは自分だけではなく、舞さん、あやかさんはもちろん、2週間の間で出会った人達、その一人ひとりがいろんな形で私を成長させてくれました。みんなのおかげで私はCHANGEできました。そしてこれからもします。またいつかみんなと再会して、成長したぞ!と言いながら再会します。
俺はまだまだ成長します。だから世界のどこかで待っていてください。
また、世界のどこかで会いましょう。
朝倉寛敬
*FLY HIGHトランポリンを担いで歩いた世界13ヵ国の旅
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*石原舞 インタビュー記事 アセナビ http://asenavi.com/archives/6169
開発メディアganas http://www.ganas.or.jp/20160302flyhigh/
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*石原舞国内イベント 5月28日京都イベント詳細未定 5月29日GreatLuckFES
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