神様からのGOサイン

       私が人生で一番苦しかった時に 私を救ってくれた たった一人の子どもの笑顔がありました。

          “子どもの笑顔ってなんてかわいいんだろう”

     たった一瞬の笑顔が、私の脳みそに強烈パンチ 曇って見えた世界が 一瞬で鮮やかな世界になった。     その時、 我が子を見つめるお母さんが 本当に幸せそうに笑い合っていた姿が隣にあった。  

       私はあの時、なぜだか涙が出そうなくらいの幸せを感じた。

  

  

世界中に、子どもたちの笑顔があったら 世界は勝手に平和になってしまうんじゃないかと思った。          

    目を閉じたら世界のいろんなところから 「こっちだよー!」って可愛いたくさんの笑顔が呼んでる気がした。 「今いくよー!待っててねー!」手を振る私がそこにいた。    

  

"子どもの笑顔は誰かを幸せにする"        

なにかに呼ばれるように それだけを握って旅に出た。         

        始めたのが2014年の夏。 あれから3年が経った。      そしてこの旅はまだ現在にも続いている。

     

  → http://flyhigh-mai.com/2014/07/11/首長族とトランポリン/      

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「まいまい!奇跡がおきてる!!!」 首長族の村にトランポリンをプレゼントしたあの旅から半年後、ベジさんは言った。  

      今日はこの奇跡がどこから始まってそしてどこへ行くのか、 残しておきたい。    

     

  

  今回はこの旅の続き  

  → http://flyhigh-mai.com/2017/01/08/fly-high第2巻%E3%80%80〜中編〜/     ざっくりとベジさんを紹介すると、ベジさんとは前回のFLY HIGH旅に一緒に行ったメンバーの一人である。 菜食主義で子どもが大好き!尊敬する人はあんぱんマン!というわけでベジぱんまんと呼んでください!というツッコミどころ満載の保育エキスパートである。

      首長旅にプレゼントをする旅をしたあと、旅をともにしたベジさんは言った。 「俺さ、もう一回あの村行ってくるよ。 多分だいぶ先になるとは思うけど・・・」           私は「そっか。」って軽く返事をした。それ以上言えなかった。   

  

    正直なところ、プレゼントしたトランポリンがどうなったかを知るのは私にとっては少し怖いことだった。せっかくプレゼントしたトランポリンは売られてしまったかもしれないし、撤去されてしまったかもわからなかったからだ。         

         あれから半年たった先週のある夜、ベジさんからグループラインにメッセが鳴った。 「奇跡だよ!!!奇跡が起きてる!!!」

           メッセージだけでは意味がわからず、即効電話した。 久しぶりに声を聴く。情熱と勢いがあって、 でも爽やかな明るさのある彼の声が少し懐かしかった。    ベジさんは村で起きていたことを細かく教えてくれた。      

     詳しくはベジさんがブログを更新してくれるのを待つので、今日はざっくりと書くけれど。

  

  

     なんとマリー改めマニーは・・・

  

  

  

名前がさらに違った。爆          

  

    マニュリエル・・・?ナントカちゃんだったらしい。笑 もう名前なんてどうでもいいや! と自分の人の話の聞いていなさに自暴自棄になりました。笑

  

              私という人間は人の名前ですらちゃんと聞いてないってことがわかった。    (今お付き合い中の彼氏の名前ですらガチで2ヶ月以上間違えていたし、著書FLY HIGHに登場する旅を共にした重要人物は4人中2人漢字を間違えて出版してしまったOMG)  

なんだよまた違ったのかよ!!と思ったけどもうそれはいいや。 もうマリーにしておこう?笑   

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  → http://flyhigh-mai.com/2016/11/19/なんと、2ヶ月半も・・・恋するflymai-season2/           

             そしてなんと、マリーのお腹には

  

新しい命がいるらしいのだ。       

    

        え!?父親は!? いつ生まれるの!? いつ結婚したの!?!?      

突っ込みどころが満載すぎるが、私たちが彼女を訪れた12月の時点では既に村の人と結婚していたらしい。おそらく現在14歳くらい。彼女の妊娠は、救急車に運ばれて発覚したそうなのだけど、私たちがトランポリンを持って訪れた時には小さな命がお腹の中にもういたのだろうということだ。   

  

       ベジさんは言った。    「だからあの時俺たちはマリーがあんまり喜んでないかもって落ち込んだじゃん!?でもそれ勘違いだったんだよ!!! だってさ!俺たちが行ったときは既にお腹に赤ちゃんがいて、元気に跳ねることができなかったわけだよ!!!    っていうかさ。どちらかっていうと跳ねられる身体じゃないのに、跳ねてくれていたんだよ!」

     興奮気味に話すベジさん、ポカーンとなってしまう私。 ベジさんは続けた。

        「それで俺さ、トランポリンは片付けられてたから、組み立てたわけよ。でもマリーにはさ、お腹に負担かけたら悪いよなぁと思って、俺トランポリン誘わなかったんだよ。だから他の子たちとトランポリンで遊んでたのね。      

  そしたらさ、マリーがさ、わざわざ自分の家からトランポリンのところまで歩いてきてさ、近くまで来てさ、嬉しそうに微笑んで見てたんだよ!他の子が遊んでるのをさ!   

俺・・・なんかもう泣きそうになっちゃって・・・っていうか泣いたよ!!! マリーのあの優しい笑顔をみんなにも見せたかったよ!」          

           ベジさんの話は深夜まで続いた。 私は、その想像することでしかない感動を受け止めるのにいっぱいになりながらも、来月日本で行うトランポリンイベントで会うことを約束して電話を切った。   

            静かになって改めて、心でじんわりと感じる暖かさが私をハグした。   

  

「トランポリンで子どもが笑って誰かが嬉しそうだっただけじゃないか」と ブログをふと読んだ方は思われるかもしれないが    もともと"笑う"ということが人工的に作らされたあの村で トランポリンを使ってくれていたこと、自然な笑顔が沸き起こるというのは      私たちにとってはとても奇跡的で、夢のようなことなのだ。   

  

  

マリーがどんな気持ちで、子どもたちの笑顔を見ていたのかなぁと想像した。      “ぁあー良かった!” と一人、大きな声で言ってみた。   その夜、現状を見に行ってくれたベジさんに心から感謝をしながら眠りについた。       

  

            12月末、あの時私は

         きっとマリーは喜んでくれるだろうと独りよがりに舞い上がり 彼女が喜ぶだろうと勝手にお祭騒ぎしてトランポリンをプレゼントした。

  

自分の中の想像する夢や幸せを爆発させるように届けたプレゼントだったけれど いざ本人の目の前に行くと、 マリーはあんまり喜んでないように見えたから、戸惑った。

  

  

そして、自分の独りよがりだった希望に絶望した。

         

   なんだよ。結局、私が自分で喜びたかっただけじゃないか・・・。 自分だけ喜んで、バカみたいじゃん・・・。               自分で自分をぶん殴りたくなった後、 少しでも前を向いて立つためには   

未来への想像を思い描くことしかなかった 小さな夢を描いた   

いつかマリーに子どもが生まれたら、

      "その子が楽しそうにトランポリンで笑ったら それを見たマリーも幸せになってくれたらいいなぁ"   

という、これまた独りよがりの小さな夢だ。    そうはいってもトランポリンが売られてしまう可能性だってあったし、 撤去される可能性だってあったから    本当に本当に。それはただの夢にすぎなかった。 でもあの時の私は、それを描くことで 無理やり自分を納得させるしかなかった。                                              そして私の心は、 "子どもの笑顔が誰かを救う" "その笑顔が次の笑顔に繋がる"という

     この私の旅が始まった時の 大事な大事な指針にしていたものがあったのに。 それがあったからここまで来れたのに。       たった一つのそれですら       手放しそうになるほどいろんなことが現在に重なっていて 目の前の現実に不安を感じていた。   

  

  

継続的な支援じゃないそんなことではだれも幸せにしない。 たった一瞬の笑顔なんてただの自己満にすぎないって

計画性もなにもないと。

   こんな時に限ってアンチが叩いてくる。    うっせーバーカと言いながらコメントをデリートする。  

 

  本当はそんなこと、言われなくてもわかってるつもりだ。      

  どんどん曇っていく心。 私は、そこにある未来を知るのが怖かった。 自分の目では見に行くことができなかった。               

     不安から生まれたたくさんの、考えすぎな思考が心を曇らせていた。  

 

  

純粋に一つを信じて出た旅    そのたった一つですらも投げ出したくなった旅     

  

  

  

誰にでも、 自分の大事にしたいものを持ち続けることが怖いと     怯える時があるかもしれない。    

  

だって自分の信じたいものは それは確かな理論でも 頭で叩き出したような確かな正解ではないから。

  

  

  

  

     だけど今回は、着々と流れていく時が未来に近づくにつれ 周りの人たちの行動も重なるにつれ        少しづつ、確実に曇った空が晴れるように明るい世界が見えるようになった。      

  笑顔に繋がっていくような世界が、  そこにちゃんとあった。      "信じていいよー!レッツゴー!"と 神様がGOサインを出してくれたみたいな気がした。

   

  頭で考えたものでも、確かな未来でもなく  心の底からぶわっと溢れ出る夢の風のようなものを感じたら

  「こうやってみんな幸せになっていくんだ」    

みんなにバカにされそうな。 理論も計画もない、ただ思い描く最高の幸せのようなものがあったら、 やっぱりそれを夢と呼んで掴んでいて良いのかもしれない。     

  

     今、自分が大事にしていたなにかを持ち続けるのが怖いとか 不安に押し潰されそうな人がいたとしたら        私は背中を押したい。                     不確かな未来に不安をもつこともなく 他人の言葉に惑わされることなく          自分が愛したものを、 自分が信じられるたった一つを                この人生ではきっと、深く愛していいのだ。 マリーはまた私に大事なことを教えてくれた。  

   

 

                 心から信じたいものがあったら 心から愛したいものがあったら

        掴んで走り出そう。 それはきっと神様からのGOサインだ。       

 

     大丈夫。 あの時、誰かを、あなたを、私を救った奇跡は、  

続く。         

 

  

     ここまで読んでもらってありがとうございます。 そしてここで発表ですが、 次の旅が7月の末に始まります。FLY HIGH2017〜ラオス・ベトナム編〜

 

      数日前に、ラオスで看護師さんをされている方からメッセージを頂いた。「HIVや小児癌で普段思うようにスポーツができない子どものところにトランポリンを持ってきてほしい」

       

また、ベトナムで整体師?整体臨床師・・・?(本当にごめんなさい!忘れました!こんな感じの名前のお仕事でした!)の方から 「枯れ葉剤等の影響や障がいのある子どもたちにもトランポリンを持ってきてくれたら嬉しい!」と言っていただいた。        

      メッセージを頂いた瞬間「はい!喜んで今すぐに!!!」と答えたのですが、気が付いたら旅用のトランポリンをプレゼントしてしまったのでトランポリンが・・・・!ハッ!!!しまった!・・・・・ ない!!!       

       だいたい5万以内で手に入りそうなのですが、私たちの旅にはお仕事やら云々でついていけないけれど、トランポリン代を寄付することでこの旅に関わってみたい!という神様のような方がいらっしゃいましたら!

 

直接Facebookかメールしていただけたら大変感謝申し上げたいと思っています! 大したことはできませんが、直接お礼をいいに伺いたいと思います!       

 

        FLY HIGH舞

 

flyhigh.map@gmail.com

6月 国内イベント詳細      6月4日 "I love youの感じ方"その誰かは放っておけばいい with 藤井みのり 恵比寿 15時〜 (残席3名のみ)    6月6日 テーマありません!少人数で語りましょー!の会 渋谷 18時〜 1000yen+♡ (残席10名くらい?)       6月10日 トランポリンで遊ぼう with ベジさん 二子玉川 13時〜