「経験よりも大事なのは、その経験を経験値に変えること」
「自信と優越感は違う」
旅人鍼灸師のYuryの言葉の使い方が好きだ。
自信をつけようと、いろんなことに手を出して手を出して。とにかく経験だけを増やして、身につくものは本当に自信か。
旅人によくいる。この国に行きました!この国に住んでました! そんなもんは、ちょっとした行動力があれば誰にだってできてしまうのに
「自分は特別なことをした」と「他の人よりも知っている」と、優越感に溺れる。そこで手に入るのは自信じゃない。ちっぽけな優越感でしかない。
勘違いしちゃいけない。
経験なんて、ちょっとした行動力があれば誰にだってできる。
そこで得た経験をどれだけ”経験値”という”値”に変えられるかどうかが大事だけど、そこに気がつかない。旅人は世界に出たから自分が変わると思い込む。世界を旅した後、抜け殻になる人が多いのはそのせいだ。
Facebookのいいねの数ばかり気にして、結局外から見られる言葉や「すごいね!」という反応にだけ満足して終わってる。気にすべきは外じゃなく、本当の内側にある、自分だけの声だ。
自信が欲しい=誰かに認められたいという欲求が満たされたいと思うから、外ばかり気にする。見るべきは、打つべきはそこじゃない。内だ。それに気がつかない限り、その心は寂しさに縛られたままだ。
経験を値に変え続けていく人は、抜け殻になんてならない。 もうその値から次の景色をどう動かしていくかを考えている。どの景色を掴み取りに行くか、見極めてる。 いいねの数なんてどうでもいい。ただそこに夢中で打ち込んでいるだけだから。
自信が欲しい人の多くは突き詰めた結果「私を認めてほしい」という欲求の塊だったりする。だけど本当の自信というものは、多分「これができるから自信がある」とか「これを経験したから自信がある」とかいういわゆる優越感とはかけ離れる。
私がトランポリンの旅を始めたとき、 自信なんて概念すらなかった。 多分その頃の私に
"自信"をプレゼントしたら、ゴミ箱にきちんと捨てて出発しただろう。
そんなものより”ワクワクすること”とか”心がときめくこと”を感じるほうがよっぽど大事だった。
何かを始めるときに自信なんて、多分いらない。 「できても、できなくても最終的にはどっちでもいい。そこの結果なんてどうでもよくて。 自分がワクワクするのかしないのかを、心の声を握って放していないかのほうがよっぽど大事だ。
だって。今までの自分の世界観から得た自信なんて 計算できる範囲内でしか見えていないところから得た自信なんて、 未来の自分からしたら超ちっぽけだ。 なんなら、成長の妨げになるという意味では。むしろ邪魔だ。
そして真実はきっと、その新しい経験を終えたところで自信になんてならない。
旅を終えた私に「自信ついた?」と聞けばきっと「自信?なにそれ」と笑って言うだろう。
自信が欲しいんですという学生が多い。自信がありませんという人が多い。
そんなちっぽけなもん、むしろ欲しいという感情ごと捨ててしまえ。
自分の小ささを知れば知るほど、謙虚な姿勢で居られるから。虚栄を張る人よりも、謙虚な人に。 世界は親切に、たくさんを教えてくれる。
そしてそんな素直に帰ってしまえば、子どものようになんでも吸収してしまうんだ。
「自信がありません。」
「最高じゃん。」
あったってそんなもん邪魔になるから置いていけよ。
あなたを待つ新しい世界は、そんなちっぽけな自信をはるかに上回るほどに
世界の美しさを 見せてくれる。
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*石原舞インタビュー記事
アセナビ
http://asenavi.com/archives/6169
開発メディアganas
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iammai