ディズニーに初めて行った外人の感想に衝撃をくらう

【ディズニーランドに来たピーターくんの感想の中で、ぶわっと揺さぶられたこと。先に言っておきますが、決してディズニーランドを否定してるわけじゃない!あしからず!】  

       先日、日本に帰国した時に、彼をとある場所へ連れて行った。

       日本人だったら一度は行ったことのある場所じゃないかと思う。 東京ディズニーランド!いえーい!

 

テンション上がる私。最後に行ったのはいつだろう。もちろんピーターさんにとっては人生初のディズニーランド!!! 楽しんでくれるかなぁ⭐︎ 初めてだしなぁミッキーと写真撮りたいとかって言うのかなぁ♪      

 

                早朝から遊ぶ元気はなかったので昼過ぎ14時くらいから遊びに出かけた。

       私の想像とは裏腹にグーフィーと写真を撮ろうと群がる人たちにドン引き。もはや「怖ッ!」と逃げる彼でした。 「グーフィーグーフィー!!!」・・・とお花畑状態になっていたのは残念ながら私だけでしたね。笑

 

 

 

※ピーターくんがどっかに行ってしまったため一人でグーフィーと写真撮るわたくし。顔疲れてる!w  

            普通に1日過ごして、無難にパレードを見て帰って来た。 ディズニーの中では、彼は私に合わせて喜んだりしてくれていた。

 

       山系のアトラクションに並んでいる時 岩の壁を触りながら彼はポソッと言った。 「岩でさえもフェイクだ・・・」

 

 

        その言葉がなんとなく気になっていたのだけど帰りの電車の中「どうだった?」と聞くと、彼の感想はこうだった。

 

 

 

    いろいろハッピーな感想もあったんだけど、今日は一番ぶわっと揺さぶられたことだけここに書いておこうと思う。ですが彼は決してディズニーランドを否定してるわけじゃないので、こんな風な見方もあるんだぁ。くらいの気持ちで読んでもらえたらと思いながらね、読んでってもらえたら幸いです。

 

 

           「結構な入園料を払ってでも。60分以上の列に並んでも。  夢と魔法の世界がフェイクだとわかっていても。          それが必要な国ってことかもしれない。」

       というようなことだった。  

               夜の電車の中、疲れ果てて寝ているサラリーマン。 イヤホンをしながら下を向き、無表情で携帯に意識を注ぐ人たち それを見ながら放った言葉が、いい感じに疲れた身体に響いた。

 

 

             例えばカンボジアという国は、店員同士でふざけあってきゃっきゃっと騒いでいると思ったら、思ってもないところから突然200%ナチュラルな笑顔が飛んでくることがある。

 

駐輪場にバイクを止めておいたのを出してくれて、ありがとう!言った瞬間300%ナチュラルで可愛すぎる瞳のキラキラが飛んでくる。                  そしてそれはとても可愛くて、圧倒的にフェイクではない。 ありのままの自然だ。

            「だからフェイクじゃなくてもナチュラルな幸せに触れられるカンボジアという国には、そういう意味ではディズニーランドはいらないかもしれないね。」  

          ちなみにこの時の彼の表現では、フェイクの反対はナチュラル。 嘘の反対は”真実”ではなく”自然”という言葉だった。

 

        ディズニーランドの来場者数は、震災の後の年が最も多かったと言われているらしい。辛いことや悲しいことがあった時は特に。それがフェイクだとわかっていても、ディズニーランドの魔法が必要とされているのかもしれない。

 

 

             自然じゃないものに向かって進もうとする 不自然でもそれを求める。       

 

         そう言われてみれば確かに、日本という国を広い目で見るとお洒落でもそうだ。

        見ればすぐわかるのに厚底の靴を履いて、マツエクをしてカラコンをつけて、目を大きく見せる。太っていると思う部分は隠すし、老けないようにお肌のケアに必死だ。ちなみに石原舞は厚底ヒール崇拝者。

 

              一方オーストラリアの女の子たちはカラコンに興味がないみたいだった。普通におしゃれ意識の高そうな女子が「舞のヒール高ッ!よく歩けるね!」パーティーの時くらいじゃないとヒールは履かないって言っていた。 (もちろん人によるけど20代の女子たちと話しているとそういう子が多かった)

 

       もちろん美容グッズは好きだけど      ”いかに若くいられるか、若く見せられるか。”というよりは、

 

”どう美しく年をとるか”の方が重要なようだ。  

 

 

 

           不自然ではなく、自然を選ぶ。              

 

     たとえ不自然でも。飾り続けるような進み方を好むのは日本独特の国民性や企業側の戦略上そんな思想になってしまったのかもしれない。 もちろんそんなフェイクに助けられることもたくさんあるのだけど。    

 

                                 「自然に返ることも幸せなのに。」

 

        小さな声でそういう彼の横顔を見ながら私は   ほんの少しだけ、本物の岩や滝に触りたくなった。     

 

 

         そしてディズニーランドに関してはカヤノヒデアキさんの発想が大好きなのでディズニーランド関連として一緒に載せさせてもらいます^^ この人もまた、本当に天才だと思う。

 

 

         本当は彼の文章をそのまま載せたかったんだけどなんだか見つからなかったのでこんな内容だったというのをシェアします。

 

      ディズニーランドに行って周りの現実が絶対に見えないという完璧な夢と魔法の世界にいい感じの敗北感(さすがディズニーランドだわ!みたいな)のを感じていたのに一つだけ残念なことがあった。

      それは全てのアトラクションの最後にスポンサー名というか企業名がドドーーンッと出るところだった。

     その瞬間一気に現実に引き戻される。 そこで彼の提案は

       この中で、ある企業がこう言ったらどうだろう。  

「ディズニーランドの夢の世界に賛同したいから、我々の企業の名前は秘密にしておきましょう。」

     そしたら夢の国はもっと夢の国になるし、もし自分がその企業の社員だったらとても誇らしいと思う。逆に知名度が上がるのでは?というような発想だった。

 

    私はこの話がとても好きだ。    

  そしてディズニーランドのスタッフさんのミラクル素敵な話とか、個人的には大好きです。     彼が日本語わかればyoutubeで何度も見たタートルトークも見に行きたかった! 次回もっと日本語わかるようになったらタートルトーク行きたい!    

                

 


藤井みのりとコラボイベント8/18-22

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前回の藤井みのりとのイベントに関してはこんな感じでした "世界一周なんてするより、本気で恋する方がよっぽど冒険だ。 それでも恋するFLY♡M "  
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最近の恋mai "おはようって言いたかっただけ"  

*石原舞インタビュー記事

アセナビ

http://asenavi.com/archives/6169

開発メディアganas

http://www.ganas.or.jp/20160302flyhigh/

 

iammai

神様からのGOサイン

       私が人生で一番苦しかった時に 私を救ってくれた たった一人の子どもの笑顔がありました。

          “子どもの笑顔ってなんてかわいいんだろう”

     たった一瞬の笑顔が、私の脳みそに強烈パンチ 曇って見えた世界が 一瞬で鮮やかな世界になった。     その時、 我が子を見つめるお母さんが 本当に幸せそうに笑い合っていた姿が隣にあった。  

       私はあの時、なぜだか涙が出そうなくらいの幸せを感じた。

  

  

世界中に、子どもたちの笑顔があったら 世界は勝手に平和になってしまうんじゃないかと思った。          

    目を閉じたら世界のいろんなところから 「こっちだよー!」って可愛いたくさんの笑顔が呼んでる気がした。 「今いくよー!待っててねー!」手を振る私がそこにいた。    

  

"子どもの笑顔は誰かを幸せにする"        

なにかに呼ばれるように それだけを握って旅に出た。         

        始めたのが2014年の夏。 あれから3年が経った。      そしてこの旅はまだ現在にも続いている。

     

  → http://flyhigh-mai.com/2014/07/11/首長族とトランポリン/      

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「まいまい!奇跡がおきてる!!!」 首長族の村にトランポリンをプレゼントしたあの旅から半年後、ベジさんは言った。  

      今日はこの奇跡がどこから始まってそしてどこへ行くのか、 残しておきたい。    

     

  

  今回はこの旅の続き  

  → http://flyhigh-mai.com/2017/01/08/fly-high第2巻%E3%80%80〜中編〜/     ざっくりとベジさんを紹介すると、ベジさんとは前回のFLY HIGH旅に一緒に行ったメンバーの一人である。 菜食主義で子どもが大好き!尊敬する人はあんぱんマン!というわけでベジぱんまんと呼んでください!というツッコミどころ満載の保育エキスパートである。

      首長旅にプレゼントをする旅をしたあと、旅をともにしたベジさんは言った。 「俺さ、もう一回あの村行ってくるよ。 多分だいぶ先になるとは思うけど・・・」           私は「そっか。」って軽く返事をした。それ以上言えなかった。   

  

    正直なところ、プレゼントしたトランポリンがどうなったかを知るのは私にとっては少し怖いことだった。せっかくプレゼントしたトランポリンは売られてしまったかもしれないし、撤去されてしまったかもわからなかったからだ。         

         あれから半年たった先週のある夜、ベジさんからグループラインにメッセが鳴った。 「奇跡だよ!!!奇跡が起きてる!!!」

           メッセージだけでは意味がわからず、即効電話した。 久しぶりに声を聴く。情熱と勢いがあって、 でも爽やかな明るさのある彼の声が少し懐かしかった。    ベジさんは村で起きていたことを細かく教えてくれた。      

     詳しくはベジさんがブログを更新してくれるのを待つので、今日はざっくりと書くけれど。

  

  

     なんとマリー改めマニーは・・・

  

  

  

名前がさらに違った。爆          

  

    マニュリエル・・・?ナントカちゃんだったらしい。笑 もう名前なんてどうでもいいや! と自分の人の話の聞いていなさに自暴自棄になりました。笑

  

              私という人間は人の名前ですらちゃんと聞いてないってことがわかった。    (今お付き合い中の彼氏の名前ですらガチで2ヶ月以上間違えていたし、著書FLY HIGHに登場する旅を共にした重要人物は4人中2人漢字を間違えて出版してしまったOMG)  

なんだよまた違ったのかよ!!と思ったけどもうそれはいいや。 もうマリーにしておこう?笑   

     http://  

  → http://flyhigh-mai.com/2016/11/19/なんと、2ヶ月半も・・・恋するflymai-season2/           

             そしてなんと、マリーのお腹には

  

新しい命がいるらしいのだ。       

    

        え!?父親は!? いつ生まれるの!? いつ結婚したの!?!?      

突っ込みどころが満載すぎるが、私たちが彼女を訪れた12月の時点では既に村の人と結婚していたらしい。おそらく現在14歳くらい。彼女の妊娠は、救急車に運ばれて発覚したそうなのだけど、私たちがトランポリンを持って訪れた時には小さな命がお腹の中にもういたのだろうということだ。   

  

       ベジさんは言った。    「だからあの時俺たちはマリーがあんまり喜んでないかもって落ち込んだじゃん!?でもそれ勘違いだったんだよ!!! だってさ!俺たちが行ったときは既にお腹に赤ちゃんがいて、元気に跳ねることができなかったわけだよ!!!    っていうかさ。どちらかっていうと跳ねられる身体じゃないのに、跳ねてくれていたんだよ!」

     興奮気味に話すベジさん、ポカーンとなってしまう私。 ベジさんは続けた。

        「それで俺さ、トランポリンは片付けられてたから、組み立てたわけよ。でもマリーにはさ、お腹に負担かけたら悪いよなぁと思って、俺トランポリン誘わなかったんだよ。だから他の子たちとトランポリンで遊んでたのね。      

  そしたらさ、マリーがさ、わざわざ自分の家からトランポリンのところまで歩いてきてさ、近くまで来てさ、嬉しそうに微笑んで見てたんだよ!他の子が遊んでるのをさ!   

俺・・・なんかもう泣きそうになっちゃって・・・っていうか泣いたよ!!! マリーのあの優しい笑顔をみんなにも見せたかったよ!」          

           ベジさんの話は深夜まで続いた。 私は、その想像することでしかない感動を受け止めるのにいっぱいになりながらも、来月日本で行うトランポリンイベントで会うことを約束して電話を切った。   

            静かになって改めて、心でじんわりと感じる暖かさが私をハグした。   

  

「トランポリンで子どもが笑って誰かが嬉しそうだっただけじゃないか」と ブログをふと読んだ方は思われるかもしれないが    もともと"笑う"ということが人工的に作らされたあの村で トランポリンを使ってくれていたこと、自然な笑顔が沸き起こるというのは      私たちにとってはとても奇跡的で、夢のようなことなのだ。   

  

  

マリーがどんな気持ちで、子どもたちの笑顔を見ていたのかなぁと想像した。      “ぁあー良かった!” と一人、大きな声で言ってみた。   その夜、現状を見に行ってくれたベジさんに心から感謝をしながら眠りについた。       

  

            12月末、あの時私は

         きっとマリーは喜んでくれるだろうと独りよがりに舞い上がり 彼女が喜ぶだろうと勝手にお祭騒ぎしてトランポリンをプレゼントした。

  

自分の中の想像する夢や幸せを爆発させるように届けたプレゼントだったけれど いざ本人の目の前に行くと、 マリーはあんまり喜んでないように見えたから、戸惑った。

  

  

そして、自分の独りよがりだった希望に絶望した。

         

   なんだよ。結局、私が自分で喜びたかっただけじゃないか・・・。 自分だけ喜んで、バカみたいじゃん・・・。               自分で自分をぶん殴りたくなった後、 少しでも前を向いて立つためには   

未来への想像を思い描くことしかなかった 小さな夢を描いた   

いつかマリーに子どもが生まれたら、

      "その子が楽しそうにトランポリンで笑ったら それを見たマリーも幸せになってくれたらいいなぁ"   

という、これまた独りよがりの小さな夢だ。    そうはいってもトランポリンが売られてしまう可能性だってあったし、 撤去される可能性だってあったから    本当に本当に。それはただの夢にすぎなかった。 でもあの時の私は、それを描くことで 無理やり自分を納得させるしかなかった。                                              そして私の心は、 "子どもの笑顔が誰かを救う" "その笑顔が次の笑顔に繋がる"という

     この私の旅が始まった時の 大事な大事な指針にしていたものがあったのに。 それがあったからここまで来れたのに。       たった一つのそれですら       手放しそうになるほどいろんなことが現在に重なっていて 目の前の現実に不安を感じていた。   

  

  

継続的な支援じゃないそんなことではだれも幸せにしない。 たった一瞬の笑顔なんてただの自己満にすぎないって

計画性もなにもないと。

   こんな時に限ってアンチが叩いてくる。    うっせーバーカと言いながらコメントをデリートする。  

 

  本当はそんなこと、言われなくてもわかってるつもりだ。      

  どんどん曇っていく心。 私は、そこにある未来を知るのが怖かった。 自分の目では見に行くことができなかった。               

     不安から生まれたたくさんの、考えすぎな思考が心を曇らせていた。  

 

  

純粋に一つを信じて出た旅    そのたった一つですらも投げ出したくなった旅     

  

  

  

誰にでも、 自分の大事にしたいものを持ち続けることが怖いと     怯える時があるかもしれない。    

  

だって自分の信じたいものは それは確かな理論でも 頭で叩き出したような確かな正解ではないから。

  

  

  

  

     だけど今回は、着々と流れていく時が未来に近づくにつれ 周りの人たちの行動も重なるにつれ        少しづつ、確実に曇った空が晴れるように明るい世界が見えるようになった。      

  笑顔に繋がっていくような世界が、  そこにちゃんとあった。      "信じていいよー!レッツゴー!"と 神様がGOサインを出してくれたみたいな気がした。

   

  頭で考えたものでも、確かな未来でもなく  心の底からぶわっと溢れ出る夢の風のようなものを感じたら

  「こうやってみんな幸せになっていくんだ」    

みんなにバカにされそうな。 理論も計画もない、ただ思い描く最高の幸せのようなものがあったら、 やっぱりそれを夢と呼んで掴んでいて良いのかもしれない。     

  

     今、自分が大事にしていたなにかを持ち続けるのが怖いとか 不安に押し潰されそうな人がいたとしたら        私は背中を押したい。                     不確かな未来に不安をもつこともなく 他人の言葉に惑わされることなく          自分が愛したものを、 自分が信じられるたった一つを                この人生ではきっと、深く愛していいのだ。 マリーはまた私に大事なことを教えてくれた。  

   

 

                 心から信じたいものがあったら 心から愛したいものがあったら

        掴んで走り出そう。 それはきっと神様からのGOサインだ。       

 

     大丈夫。 あの時、誰かを、あなたを、私を救った奇跡は、  

続く。         

 

  

     ここまで読んでもらってありがとうございます。 そしてここで発表ですが、 次の旅が7月の末に始まります。FLY HIGH2017〜ラオス・ベトナム編〜

 

      数日前に、ラオスで看護師さんをされている方からメッセージを頂いた。「HIVや小児癌で普段思うようにスポーツができない子どものところにトランポリンを持ってきてほしい」

       

また、ベトナムで整体師?整体臨床師・・・?(本当にごめんなさい!忘れました!こんな感じの名前のお仕事でした!)の方から 「枯れ葉剤等の影響や障がいのある子どもたちにもトランポリンを持ってきてくれたら嬉しい!」と言っていただいた。        

      メッセージを頂いた瞬間「はい!喜んで今すぐに!!!」と答えたのですが、気が付いたら旅用のトランポリンをプレゼントしてしまったのでトランポリンが・・・・!ハッ!!!しまった!・・・・・ ない!!!       

       だいたい5万以内で手に入りそうなのですが、私たちの旅にはお仕事やら云々でついていけないけれど、トランポリン代を寄付することでこの旅に関わってみたい!という神様のような方がいらっしゃいましたら!

 

直接Facebookかメールしていただけたら大変感謝申し上げたいと思っています! 大したことはできませんが、直接お礼をいいに伺いたいと思います!       

 

        FLY HIGH舞

 

flyhigh.map@gmail.com

6月 国内イベント詳細      6月4日 "I love youの感じ方"その誰かは放っておけばいい with 藤井みのり 恵比寿 15時〜 (残席3名のみ)    6月6日 テーマありません!少人数で語りましょー!の会 渋谷 18時〜 1000yen+♡ (残席10名くらい?)       6月10日 トランポリンで遊ぼう with ベジさん 二子玉川 13時〜 

部屋を見渡したら衝撃的なことになっ!!!

靴棚/本棚/電子レンジ/変圧器/ティファール/フライパン/鍋/ベッドスタンド/ ベットテーブル/タンス/食器  

      自分で驚いた。全て貰い物だったのだ。 もともと私は物を貰うのがどちらかというと苦手なタイプだった。  いつから私の家は、こんな風になっていたんだろう?     

 

 

        私の友人で関谷綾香という貰い上手な人がいる。 私はそれを見るたびに、 「え!?それくらい自分で買いなよ!」とか 「なんでこの人はなんでも人から貰えるんだろう?  私は全部自分で買っているのに・・・。」   と、当時学生だった私は”そんなに貰って図々しいんじゃないか?”と嫉妬に近いような感情を持ったことがあった。        そんな私は“物は買う物”だと当たり前に思っていた。       でも、貰い上手な人たちの人生を見ていたら私の中のなにが変わっていった。

 

 

      貰い上手のその子はよく見ていたら あげるのも上手だったのだ。

       例えばどこかに旅行に出たら 「あ!このペン、あの人が喜びそう!  あ!この本、あの人にあげよう!この言語読めるわけないんだけどね!だっはっは!笑」

 

          “誰かにお礼を”という丁寧な感情というよりは “お世話になったことがあるとか、そんなのどうでもよくて。あの人が、これ持ってたらまじウケる!” みたいな、無差別的なお土産の買い方で、自分の想像の中で遊ぶようにお土産を選ぶ人なのだ。

 

そして突然出会ってしまった人のためにと、現地の言語が書かれた小分けになった渡しやすいお菓子を幾つか買う。そんな未来で会う予定のまだ名前も知らない誰かにも。なにかあげようとするのだった。

      ちなみに彼女は今パキスタンに住んでいるんだけど、あげる上手はさらに磨きをかけていて。 パキスタンを訪れた共通の友人にお土産を持たせ「これを石原に渡してくれ!」と言って運搬役を頼んだと思ったらその中にさらに「このノートはあの子に、この手紙は日本に帰ったら誰々に郵送しといて」 と繋がった人のその先の先の人くらいにまでプレゼントを用意している。

           貰うの達人は、あげるも達人なのだ。      

 

       さらに究極の貰い上手の友人・知人の中には、    

「家ほしいな〜。」 「もらってください!」 「まじすか!ありがとうございます!」         「この国に行ってみたいな〜。」 「交通費出すので行ってきて!もしくは来てください!!」 「まじすか!ありがとうございます!」  

       的な貰い方でどんどん願いを叶えていく。その爽快感はいつもブログを読みながら度肝を抜かれることばかりなのだけど、世界の優しさをいつも教えてくれる。    

 

          そんな貰い上手な人たちを見てつい数年前の私は、   「あー私には無理だな。だって申し訳ないと思っちゃうもん。 友達が沢山いるわけじゃないもん。 貰える人はきっと、私と違って人徳深いような人たちだから・・・。」って思っていた。  

       だから、なんでもほしい物はちゃんと買えるようにお金があったほうがいいんなと思っていた。    

 

     でも今気がついたら、家の中の大事な家具とか生活に必要なものたちは 貰い物に助けられて生活している自分がいるのだ。 本当に驚いた。     

 

    「え・・・???なんでッ!?」  考えた。   

        “物は買う物” という意識がいつか、 “物はあげるもの”

    に変わった瞬間が私の中にあったのだと思う。     

 

 

 

     それは、例えば 孤児院の子どもたちにチョコレートを配る企画について行った時に  

 

頭にシラミが湧いてしまうような所に住み、シャンプーも手に入らないような環境の子にとってとても高級品であるチョコレートを貰ったその子が。 チョコレートなんて食べたい時にいつでも食べられるはずの日本人の私たちに 「あなたにもあげる」と一粒チョコレートを差し出した瞬間。

 

          金銭的に貧しいはずの子が、今目の前にいる、金銭的に豊かであろう日本人に、笑顔でチョコレートを分け合って食べようとしてる。「一緒に食べよう」って。 喜びを共有する優しさをくれたとき。

       本物の豊かさはここにあるんだよ。って、神様が教えてくれた。       

 

 

        フィリピンのストリートの子どもたちと遊んだ時 最後に渡したお菓子の詰め合わせを、その場で食べずに大事に持っていて 「お腹すいてないの?食べないの?」と聞いたら 「家に帰って家族と食べるんだ」 と見せた美し過ぎる瞳。    

 

           海外に住むようになって、 誰かと分ける喜びを、彼らに教えてもらうことが本当に増えた。       

 

 

 

         きっと、物は分け合ったりあげたほうが優しい気持ちに繋がれる。豊かな心になっていくのだ。 売る・買う の世界もとても素敵だけど、それとはまた違う喜びが あげる・もらうにはある。       

 

            

        私はそんな人たちの生き方を見ていて、 すごく所有の概念を打ち砕かれて すごく嬉しくなってしまって すごく幸せな気持ちになって           ”もらう”は苦手だったんだけど、 まずはどんどん”あげる(石原用語ではあげる=プレゼント)”をするようになった。

 

                   初めは小さなところから。               私は甘い物が好きなのですが、 大好きなチョコレートを貰ったら、レッスンに来てくれる生徒さんとシェアして食べるようになった。 カフェの店員・トゥクトゥクのドライバー・駐車場のお兄さんたちともチョコをプレゼントして一緒に食べた。   

              駐車場のお兄さんにチップを渡した。そんな小さな物も、恥ずかしいことに初めはとても勇気が必要で、少々の抵抗があった。

            やり始めたらどんどん嬉しくなって、 どんどん幸せになっていってしまったので今度は              

  

自分の貯金とかそんなこと気にしなくなってプレゼントを贈りまくった。 本を50冊くらい購入して世界中の本が欲しいと言ってくれる人たちに郵送しまくった。 困っている人がいたら、お金をあげた。 タイの村や、カンボジアの村にトランポリンをプレゼントした。 おかげさまで貯金は一時2525円になった。笑(極端かよ!って話)       

  

              こうやって、”プレゼント”が少しづつ得意になってきたら 気がついたらどこからともなく”プレゼントをもらう”ということが自然とできるようになってきて。     

      “あー・・・本棚ほしいな”と思っていたら 日本に帰国する友人が

  

"捨てるの大変やからね。あげるわ。"と言ってくれて “え!?ありがたいけど本当にいいの!?売れたら結構いいお金になるんじゃないの!?”  “ええねん。ええねん。そんなら電子レンジもあげたるわ!”      

  

とか   “まいちゃんにあげたいからいいの!” “どひゃーーー!デターー!!!本当にいいんですか!!ありがとうございます!” 

  

      というような神様的な人たちからプレゼントが届くようになった。              

         いろんな方面から「これいる?」的なありがたいお話を頂くようになってからは、 素直に「ありがとうございます」 と言えるようになった。 きっとそれは、あげる(プレゼント)する喜びを同時にこの世界から教えてもらったからだと思う。      

  

     そんな人たちに出会ったりするたびに 「わー世界って、優しいんだな」とタイミングに喜びを感じる。

     そしてもっともっと、貰ったりあげたりの喜びを外に回していけたらいいなと、貰うたびに思うのだ。          

                物をくれた人にもちろん、感謝の気持ちは溢れるばかりなんだけど、 いただいた恩をただその人に返そのではなく、

          他の人に別の形で”送る”をするのが面白いのだと思う。 それはあげた人も、さらに嬉しくなれるかもしれない。

  

貰った恩は送ってみよう!       まわれまーーーわれメリーゴーランッ♪♪♪

  

  

  

       

  

  

きっとそうやって回る物は、きっと嬉しいのです。  物にも気持ちがあるって小さい時は思ってた。 大人になるにつれて売る・買うの世界に来てそんなこと忘れてしまったけど。

  

         子どもの時にぬいぐるみとお喋りしていたように 物にも気持ちがあるのだとしたら

  

人の間を「これもらって!」「えー!ありがとう!嬉しい!」と。

金額の世界じゃなくて、縁や恩の世界で回っていくことは嬉しいことだと思うのです。       

  

  

  

        というわけで話は変わりますが、夏までにほしいものがあります。

             トトトトトトトトトトトトットトトトト

 

 

 

  

トランポリンがほしいです! (またかよ!結局トランポリンかよ!と言う声が聞こえそう笑)  

  

  

  

            先日、ラオスで看護師さんをしている女性から連絡をいただいたんです。        「抗がん剤で戦っている子達を笑顔にしたい。 トランポリン持ってきてくれませんか?」というメッセージだった。    「今すぐ行きます!!」と返信したいところだったんですが・・・。         

         残念ながら旅用のトランポリン、首長族の村にあげてしまったから・・・持ってないんです。涙

       運搬とかいろいろ考えたらざっくり5万円くらいあれば行けそうなんですけれども。 もし!トランポリン買ってあげちゃう!プレゼントしちゃう!とか、渡航費プレゼントしちゃう!という神様みたいな方がいらっしゃったら

  

  

               笑顔を繋ぐ旅とともに 世界中に恩を送り笑顔を贈らせて頂きたいなと思います。        

  

   そんな素敵な方がいらっしゃったらfacebookメッセージか mailをいただければ嬉しいです^^    flyhigh.map@gmail.com   

  

  

     

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最近の恋mai "おはようって言いたかっただけ"  

*石原舞インタビュー記事

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iammai  

あまりにも情けないと思ったんだけど

私はいわゆる掃除・洗濯・整理整頓・お料理的ないわゆる家事全般がスーパー苦手。(興味が1ミリも湧かない) 小学生の時から成績表には整理整頓"もう少し"的な評価をもらい続けた。  

         部屋が綺麗だとか汚いとか正直どっちでもいいと思っている自分がいる。 しかしあまりにも掃除をしなさすぎて。  

          ついに先月、小学生ぶりに喘息の発作を引き起こした。 しかも自分の部屋で。      

             さすがに焦った。 「自分の部屋で喘息かよ!ださ!!!」 すっごく情けない自分に落ち込んだ。    

      さすがになんとかしようと、雑巾を握った途端テンションが下がってしまい。そんな自分はもはや掃除が嫌い症候群的な新手の難病かなにかではと思ったくらいなんですが。        

ついに お手伝いさんを雇うことにしました。      

            お手伝いさんはものすごいスピードで家事をこなしてくれる。横で見ていて尊敬した。       ガンガン進めるお掃除・てきぱきしたお洗濯。小料理作り。 主婦業というもの仕事量を尊敬した。     これは・・・本当にすごい。

 

         「ねぇ、この仕事大変じゃない?」って聞いたら

 

「私は大人数の兄弟で、お母さんが大変だったからお掃除手してたの。私は部屋が綺麗になることがすごく好き! だからお掃除してお金もらえるなんてハッピー!」

         「でもなにより、あなたに必要とされている自分がうれしい!」     

      モップをがつがつ動かしながら素敵な答えが返ってきた。 こんな出来ない私の存在が、人に喜びを与えているのか・・・!     

        そう言って鼻歌まじりに夢中で掃除を続ける彼女。 天使に見えた。

           「終わったよー!みて!こんなにいっぱい汚れが落ちた!」 子どもがお母さんに自慢するように。ご機嫌に真っ黒の雑巾を見せてくれる。        とても可愛かったし、イキイキしていた。   

    

                                 そんな天使がいることをしばらく彼には秘密にしていた。 というか言えなかった。

                   だって掃除ができない彼女なんて恥ずかしいから。 家事ができない女なんてよくないと思ったから。 助けてもらうことが情けないと思ったから。    

     

       

        だけどついに、先日 実はお手伝いさんを雇うことにしたって 絶望されるかと腹をくくって、告白した。    

      驚いた表情の彼。                 "ああやばい・・・やっぱり・・・。呆れられる。" そう思ったら。        

          「なんて・・・           なんてキュートなんだぁ!!!」    

 

        ありえない返事が返ってきた。 は・・・? この人、私の話ちゃんと聞いてた?    

         「なんで!?ちょー情けないじゃん。」って聞いたら。  

    

          誰かに助けを求めることは 人間らしくてとてもキュートじゃないか! ということだった。            そして誰かに頼ることのなにが恥ずかしいの? だってその分あなたはきっと、 別のところで誰かを助けているということなんだよ                ということだった。    別のところで誰かを助けている ・・・という意味はよくわからなかったが、誰かに頼ることには大賛成のようだった。                   伝わってきたのは       人間はもっと人に頼っていいんじゃないかってこと。 もっと誰かに甘えていいじゃないかってこと。 そして弱いことは本当は、美しいことなのだということ。    

         それは恥ずかしいことでも それは情けないことではない。          なぜかってもっと人間という生き物は 助け合うように出来ているはずなんだ。

       だから、出来ないあなたを否定することは間違っているし、 誰か否定する人や妬む人がいるのだとしたら、それは本当は羨ましいんだよ。            お手伝いさんを雇うことが羨ましいんじゃない。きっと根本は        誰かに助けてって言えるような、 弱さを出せることが、 弱さを出しても許されることが羨ましいだけなんだ。  

              お手伝いさんを雇っているから、そこにお金が回るけど でもきっと人は、助けを求めたら      そこにお金の回転がなかったとしても誰かが助けてくれるように出来ている。だからお手伝いさんを雇うことが羨ましいというのはきっとその人の幻想だよ。               でもそこに今お金が回せるようになったあなたは、今さらに深く多くの人を幸せにしている。 今はきっともっとたくさんの人の幸せ広げるための練習をしているんだよ     

       恥ずかしいこととか。 情けないと思うことは。             本当は誰かが作った幻想なんだよ。        

      本当はこの世界は なにをしたって愛されるようにできているんだ。 もっと助け合うようにできてるんだよ。 その世界を信じて飛び込んでいるかなんだよ。      

          そうか、つまり弱さは強さよりももっと美しいのかと思えるくらいには。 ほんの少し優しくなれるくらいには

 

    なにかが心の中に 静かに広がっていました。      

 

       ※ちなみにお手伝いさんなんてセレブ!と勘違いされそうですが、1ヶ月基本料15ドル+チップ程度です。安いです。むしろ東南アジアに住んでいる方にとったら今までその15ドルをケチっていたのか!という感覚だと思います。    プノンペンに住んでるほとんどの方はお手伝いさん雇っていると思います。     以前一緒に住んでいた関谷の存在をなんども尊敬したのはいうまでもありません。

   

Thanks.

 


恋するfly mai season.1 episode1

 

  http://flyhigh-mai.com/2016/07/22/恋するfly-maiはじめます/

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最近の恋mai "おはようって言いたかっただけ"  

*石原舞インタビュー記事

アセナビ

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iammai

せっかくリゾートに来たのに

実は、彼の妹夫妻と弟夫妻と旅行中。私も便乗して家族の時間にお邪魔している。

 

 

 

海が綺麗とか 空が綺麗とか

 

 

  そんなこと忘れてしまうくらいには Family って言葉が素敵だった。

 

 

[caption id="attachment_2246" align="aligncenter" width="680"] Processed with Rookie Cam[/caption]

 

p.s 結婚とかそういのは全然まだそんな話は1ミリもないんですけどね!笑

 

 

 

 

Though I went to the beachside. I forgot to notice the beauty of ocean and sky.

 

 

Because, the word "Family" is a more beautiful thing for me.

 

 

 

Thanks.

 


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iammai

事件!バレンタインに渡したはずのクッキーが・・・!!! 恋するfly mai

バレンタインデーなんていうイベント、去年はこの地球に生きていたのだろうか・・・。やばい、まじめに記憶がない。     自分が覚えているバレンタインイベントで最大に頑張った思い出は、数年前に当時居酒屋で働いていた元彼に豪勢なチョコレートケーキを作った記憶が最後だ。  

  その彼は年下で岡田将生風?のイケメンだった。地元の居酒屋で友達と飲んでいた時、そこで働いていた彼に「一目惚れしました」って言われて心ズキュン。そのまま半年付き合った。   お酒をよく飲む人で、真冬なのに明け方うちの近所の公園でぶっ倒れて爆睡しているのを発見したことがあるし、早朝の駅の近くでぶっ倒れているのを発見したこともあった。笑   今考えると、まじかよ!と思えるようなここには書けないストーリーがたくさんあるが、本当に楽しかった。若かりし良い思い出である。   

           毎年バレンタインイベントは、あまり盛り上がれない私ですが。 めちゃめちゃ久々に、、、好きな人がいる状態である。 今年の私は違うんですっ。 なんつって。きゃっ♡笑  

 

        今お付き合いしている彼はオーストラリア人なので、日本人との違いを感じることが多い。いつもサプライズを受けてばかりの私だが。 今回は私もサプライズがある。

      実はプノンペンに在住のアイシングクッキーの先生のところでこっそりクッキングに励んでいたのだ。 なんと1週間ほど前にリハーサルもしていて、前日にも特別レッスンをお願いし3時間もかけて作った。 トータル2日かけた。やばすぎる。めちゃめちゃ愛のこもったクッキーである。

        アイシングクッキーの先生は可愛らしいラッピングや演出も考えてくださって、箱につけるリボンまで用意してくれた。出来上がると「きゃー!♡報告楽しみにしてるね!」と目を輝かせて言ってくれた。   一緒にクッキー教室に行ったお友達も一緒になって喜んだ。 みんな家庭的で素敵な女性たちだ。   女の子らしい時間に触れるとなんだか優しい気持ちにった。

         

ちなみに、手作りの美味しいランチもご馳走してくださった。   料理に疎い私は「え!?このパン作ったんですか!?え!?パンって作れるんですか!?」 と大真面目に質問してしまった。 パンはパン屋さんに売っているものだと思っていたので本当にびっくりした。                   

     バレンタイン当日。   

お仕事中もテンションが高めでそわそわしている私。いつもと同じトランポリンレッスンなのに妙に優しい私。子どもたちが話を聞かなくても喧嘩し始めても全く叱らない私。   「あれ・・・。今日の先生、全然厳しくない。なんで・・・?」 幼稚園の子どもたちも不思議に思ったことだろう。

    

  

レッスンを終わらせて、急いで帰る。いつもと同じバイクなのに全然景色が違って見える。 ドリカムの”うれしい!たのしい!大好き!”ライブverを熱唱しながらバイクを走らせる。    

  カンボジアではお花やクマのぬいぐるみを男性から女性にプレゼントする文化があるので、夕方の道端はそんな出店がいっぱい並んでいた。 Loveと書かれたハートの風船が風になびいてカンボジア人のバイクにくっついている。 ピンクのクマのぬいぐるみが道を飾っている。街が恋心で溢れている。   

 

                 家の前で近所のおばちゃんが声をかけてくれる。    “オーまいまーーい!ソクサバイテー?” あらー!まいまい!(近くのカンボジア人にはまいまいと呼ばれている)今日はなんだか元気そうね。調子どう?      “クニョムサッバーーーーーイチェットナ!!” あー!ぷーおばちゃん♡私ちょーーー元気だよ!!!!         “デートなの?恋、してるわねー♡”  

     近所のおじちゃんたちや家の大家さんまで出てきた。 おーー!俺はまいまいの彼氏知ってるぞーー! 私も知ってるわよ!私なんて挨拶したし!背の高い彼だよねーー!ひゅーひゅー♡   

 

 

       といった感じでみんな嬉しそうに冷やかす。 そう!デートなの!今日はこれからオシャレします!またねっ!♡ もはや冷やかしも嬉しい。   

        私、恋してるんです!♡的なオーラがもう止まらない。笑  キャラじゃないけど今日は許して。     ご機嫌で階段を駆け上がる。  

      るんるんでシャワーを浴びる。Perfumeのチョコレートディスコを熱唱。 ベタすぎる曲だがめちゃめちゃ気分があがる。 ドライヤーで髪を乾かして。  

       化粧もバッチリ決め・・・ ・・・・決めすぎた。

 

しまった。やりすぎた。チークが濃すぎる。 でもいっか。だって今日はバレンタインだもんっ。 待ち合わせ時間まであとちょっとしかないから適当にごまかす。   

        

出発前、いつもバタバタな私。 大慌てで家を飛び出そうと思ったら彼が家の前にいた。

    「Happy Valentine!」と彼は部屋に入ってきた。 キターー!!!   

      おー!いつもビーサンなのに今日はちゃんと靴履いてる! 彼なりのオシャレである。

 

開口一番の言葉は 「I have surprise for you!!!」 サプライズがあるよ!だった。        

   実はピーターくんはすぐにサプライズを言ってしまう人だ。     ずいぶん前から、2月14日は空いてる?と聞かれていた。 空いてるよ、どこか行きたいところあるの?と聞くと。   

 

「Yeap. I’ll prepare surprise for you!♪」 うん。まいのためにサプライズ準備するんだー♪と嬉しそうに言っていた。

      おいおい。サプライズがあると言ってしまった時点でもはやサプライズではないのではないかい?? というのは置いておいて。              

言っちゃっても嬉しいもんは嬉しい! 「I like your surprise!」という私。 その一言ですごく喜んでくれるので。これで、オッケーだなとなる。                日本では女性からチョコレートを渡すのが文化だけれど、 オーストラリア人は男性から女性へプレゼントするというのが一般的。

    

  

彼はじゃじゃーーんと鞄の中から一つづつプレゼントを出してくれた。 カードとチョコと日本酒のスパークリングワインだった。

     

私はあとで驚かせるために 「ごめんね、私は料理苦手だから、なにも用意してないんだ」と嘘をついた。 「気にしなくていいんだよ!ご飯食べに行こう!」という彼。

      オシャレなリバーサイドにご飯を食べに行こうと思っていたが大渋滞だったため場所を変更してボンケンコンのカフェに変更。              サプライズの驚く瞬間をカメラに納めたいとそわそわする私。 ご飯を食べ終わった頃     

「はいこれ。」とまずサプライズ一つ目のカードを渡した。 「えー!なにもないって言ってたのにー!」とびっくりする彼。 そして続いて 「And… This is for you.」  

    2日と3時間もかけた石原舞の女子力の結晶を渡した。 これ、全部先生のおかげです。   

     

            ワオーーーー!すごいね!これ作ったの!?どうやって作ったの? 本当に舞が作ったの?チョコレートなの???    

     素晴らしいリアクションをしてくれた。

        時間をかけてアイシングしたのに、一口でパクッと食べてしまわれた時はうっかり 「ぁああああ!!!もっとゆっくり食べて!!」と言いたくなってしまった。        

 

素敵なバレンタインになりました。

     

 

       しかし、その後事件が起きた。    

 

 

            なんと、バレンタインから数日後、私の家に寄る機会があったのだが、 彼は私が渡したクッキーを持ってきたのである。           「これ、ここに置いていっていい?」     

 

     は・・・???      

固まった私。 え・・・?なんでっ!?!?!?     

 

        プレゼントというのは、渡されたらもらうものだよね??え??なんで5日かも経ってるのに食べてないの?返す意味がわからない!!! え?お口に合わなかったの!? 甘すぎたの? え?なんで????食べたくないってこと?? なんでなんでなんでっ??            脳みその中に、はてなマークがぐるぐる回転する私。   

  彼が何を考えているのかさっぱりわからない。 全然わからない!!!     

 

  パニックすぎて 「お腹減ってたから丁度良かった・・・。」とか。わけのわからない返しをした私。  

わからなすぎる・・・・・・・。         一呼吸おいて、落ち着いて聞いてみた。

 

 

     「あの・・・。なんでクッキー自分で食べないの?なんで持って返しにきたの?」    

     と聞いたら。    

 

 

  一緒に食べたい!       だって2日もかけて作ったクッキーを、僕が一人で食べるなんてできないよ。   一人で食べるより、君のそばで食べたほうが  

僕は幸せだ。              

 

 

 

    ということで、一度は家に持って帰ったクッキーをわざわざ持って返しに来たのでした。

  

       ああ、なぁんだ。 だから持って帰ってきたんだ・・・。    お口に合わないのかと思っちゃったじゃない!良かった。         

  

  

      そういうわけで、        後日、もう一度一緒にバレンタインクッキーを食べたのでした。

  

“Ohhhhh!Sweeeeeeeeeet!” おーー甘いーーッ!!      

上に乗ってるお砂糖の部分が、彼には少し甘かったようで 目尻にいっぱいしわを寄せながら食べる彼の横顔を見て。     

    

  

なんとも甘い幸せを感じているのは    きっと、私なのでした。     

  

          

  なおか先生のアイシングクッキー教室リンクは以下です^^   丁寧な時間に包まれると 不思議と優しい気持ちになれます。   とてもとても親切で明るくて可愛らしい先生です。 私のように不器用な人間にも丁寧に教えてくださいます。 なので初心者でも大丈夫です。   男性の方も、なにかの記念に作ってみてはいかがでしょう。 女性にプレゼントしたらきっと驚いて喜ぶと思いますよ!♡     →

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iammai

そんな私はいつか

facebookを開いたら偶然「3年前のあなたは」的なページが出てきた。今日は私が初めてトランポリンを持って海外に出て、当時新品だったトランポリンを出した日だったらしい。  

     そんなこと私は全く知らずに、たまたま偶然、そのトランポリンにまるで挨拶でもしに行くように、会いに行った。

          当時新品だったそのトランポリンはだいぶ使いまくって古くなってしまったので、半年ほど前にある小学校にプレゼントした。 そこはオーストラリアのNGOが入っていたのでどこかに売られる心配がないということと。しっかりしたアメリカ人の先生がいてルールを守らせてくれたり、用務員的なおじさんが丁寧にトランポリンを扱ってくれたりしそうだったという理由で当時プレゼントをした場所だ。

             今日はその小学校に久しぶりに遊びにいくということになって、プレゼントしたトランポリン+普段使っているトランポリンの2台だしという豪勢な展開になった。

          プレゼントした時点で、寿命はあと3ヶ月くらいじゃないかなと思って渡していた。だから、私は「だいぶ時間が経っているしあの調子で使っていたとしたら、もうだいぶ老朽化しているんだろうなぁ。使えないかもしれないな。」そんな風に思いながら向かったが着いてみたら。

                    プレゼントしたトランポリンは、変わらずそこにあった。 私たちが着いた時にはもうすでにトランポリンは準備されていて(普段は先生たちが片付けている) たくさんの子どもたちがキャッキャと笑いながら、自分たちでルールを作って遊んでいた。         いつも、トランポリンを持っていかないと当たり前にそこにはトランポリンがなかったけど。        今日は、昔いっぱい遊んで、たくさんの笑顔に触れたまるで仲間ようなトランポリンが、私を待っていてくれたような感じだった。                                         

  ちなみにそれは、13ヶ国の旅に出るよりもっと前にカンボジアに持って行った超初代なもので。バタバタしていてちゃんと写真に撮るのを忘れてしまったけど「世界の笑顔を繋ぐ旅」って大きな字で書いてある。少しバネも錆びて、青いカバーも汚れていた。                 わあー・・・。懐かしいなぁって、なんとなく手で触れたら                     “まだ。跳べるよ。” って声が、空から聞こえた気がした。                        私は、思い出ってすぐ無くなってしまうものだと思っている。 というのはアルツハイマーじゃないかと友達に心配されるくらいには記憶力がなくてすぐに忘れてしまうから。                いつも私は、未来の笑顔に向かって走っていたけれど 過去の笑顔たちがちゃんとこの世界にあったことを このトランポリンは思い出させてくれた。

              喋れないけれど、 なんだか昔、一緒に笑顔を作ろうと走り回った旧友に再会したような気分だった。

             本当は私にとって、いつも過去は大して大事じゃなかった。 だって過去は美化されるし、 どうせすぐに消えて無くなってしまうものだと思っていたから。 過去の栄光に浸るという言葉は好きじゃないし 昔は良かったって言葉も好きじゃない。                    特に笑顔なんて一瞬でしかないものだから。

     アンチに言われた時代もあった。「笑顔なんてすぐ消える。ストリートの子どもがトランポリンに乗って笑顔になっても、そんなの次の瞬間には物乞いに戻るじゃないか。そんなことより継続的な支援を・・・」何度言われたことだろう。その度に、今を大事にしたいんだって強がって言い続けた。 だからこそ過去よりも今という一瞬を大事にしたいという意地のような気持ちが強かった。

                    大事なのは今だと思っていたのに。  そんな私に過去の笑顔たちは笑いかけてくれたのだ。

              “たくさんの過去が、今のあなたを支えているじゃないか”           “たくさんの未来が、今のあなたを待っているじゃないか”                    

 

     刹那的な笑顔が そこに残るということに、 深く感謝したくなって

                  トランポリンさん、あなたは本当にすごいです。 敬意を持って接したいと思うようになった。 こんなに尊敬したのは初めてだった。 ものに感謝したくなったなんて初めてだった。                   

              そんな私はいつか、 銃弾を溶かしてトランポリンを作ろうと思っている。

                 私は幼少期、銃声が鳴り響く土地で育った。記憶にない記憶は私の体や血になって残っていて。幼いながら家族の不安やその土地の悲しみを感じていたのだと思う。

        銃弾を溶かしてトランポリン。 それは全然意味がないようなことだけど、

        悲しみが響くこの世界を 笑顔が溢れる世界に生まれ変わらせる象徴を作ってみたいのだ。                          そんな夢みたいなことを言い続けて

             人生かけた遊びを私はするんだ。

      

だからお金もちゃんと作らねばー!笑 2525円とか言ってニコニコしている場合じゃない!笑

      

       未来が楽しみで仕方がないんだけど そんな私に微笑んでくれる過去が今、 愛しくて美しくて仕方ない。                 

 

 

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